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夢ファイルA 【コウという男の子の話】

※自己満足のために書いているので、
 そのつもりで読んでいただけると嬉しいです。


夢について語ろうと思いました。
ただそれを書く前に2人の男の子の話をしようと思います。

1人の名前を幸(コウ)といい、
もう1人の名前を福(フク)といいました。

幸(コウ)は女の子が大好きでした。
この世界にはかわいい女の子や綺麗な女の子、
優しい女の子やセクシーな女の子など、
それぞれ魅力的な女の子がたくさんいます。

コウには幼い頃から夢がありました。
それは100%の女の子に出会って、
そして一緒に毎日を過ごしていくこと。
もしそんなことになったらどんなにステキだろう、と思いました。
そしてそれを思うたびにワクワクしたり、ドキドキしました。

ただ彼にはどの女の子が自分にとって100%かわかりませんでした。
だからできるだけ魅力的になるように頑張ることにしました。

なぜなら自分にとって相手が100%でも、
相手にとって自分が100%でなかった場合、
それはとてもとても悲しいことだろうと思ったのです。

もともと外見的に格好よかったわけでもないので、
そのハンデの分も含めて無理をしてでも自分を磨くようにしました。
そして彼はいろんな女の子と出会いました。

コウは頑張って自分を磨いていたから、
たくさんの女の子に魅力的だと思ってもらえました。
そして数多くの恋におちて、さまざまな時間をすごしました。
女の子にはそれぞれ個性があったし、
いろんな女の子と遊ぶことはとても新鮮で楽しいことでした。

でもコウは満たされませんでした。

自分にとって100%の女の子がいなかったからです。
だんだん彼は不安になっていきました。
もしかしたらそんな人はいないんじゃないか、
と疑うようにもなりました。

けれどコウは自分を磨くことをやめませんでした。
どんなに諦めようとしても諦めることはできませんでした。
なぜなら彼にとってその夢は、
生きることと同じくらい大事なものになっていたからです。

いつしかコウは自分は100%の女の子に出会うために、
生きているのだ、と思うようになりました。
それが自分がこの世界に生まれた意味だと思いました。
だからいつかは出会えると信じることにしました。

それから2年後、コウはやっと100%の女の子と出会えました。
そしてそれは新たな戦いのはじまりでした。

彼にはすぐにその女の子が100%だとわかりました。
なぜならその女の子はコウにすべてを要求したからです。

その女の子は言いました。

「私のためにすべてのものを捨てられますか?」

コウは正直なところすべてを捨てるということが、
どういうことを示すのか、まったくわかりませんでした。

そうしたらその女の子はつづけて言いました。

「あなたが私のためにすべてを捨ててくれる覚悟があるのなら、
私は自分のすべてをあなたに捧げましょう。家族や仕事や趣味や目標、
あなたの持っているすべてをゼロにすることができますか?
もし私と一緒に歩んでいきたいならその覚悟をしてください。
それが100%というものです」

その女の子はとても美しい容姿をもっていました。
そのため子供の頃から数多くの男の子に口説かれてきました。
でもそのすべての男の子が、
彼女ほど真剣に付き合いについて考えていませんでした。
みんなはただその女の子を欲しがっていただけだったんです。

付き合うといってもお互いに「ひとり」同士です。
結婚するといってもお互いに「ひとり」同士です。
愛し合うといってもお互いに「ひとり」同士です。

欲しいという気持ちは「ひとり」だからこそ生まれます。
その女の子が望んだことは「ふたり」になることでした。
そのために必要なのはお互いが「ひとり」のときの、
すべてを捨てる覚悟をもつことでした。
そうでないと本当の意味で「ふたり」になることはできないのです。

コウはその女の子と出会って100%の意味を知りました。

そしてそれを知るだけではなく誰よりもその意味を理解しました。
だから彼はありったけの情熱をもって、
今までの「ひとり」の人生を捨て「ふたり」での人生に歩みだしました。
その女の子に「すべてを捨てる」と告げたのです。

それからの2年間はコウにとってもっとも大変な時期でした。
なぜなら彼はあまりにも「ひとり」に慣れすぎていたし、
彼女が美しき破壊者となって彼を試しつづけたからです。
すべてを捨てるということは何もないことに気づくことですが、
そうするためには自意識の枠を超越しなくてはならなくて、
それはまだまだ未熟だったコウにとってはとても難しいことでした。

彼らは毎日24時間できるかぎり一緒に過ごすようにして、
あらゆることについて話し合いをもつようにしました。
そしてふたりで仕事をはじめてそれを成功させ、
ときには休暇をとってふたりで世界中を旅しました。

そうして4年の歳月が流れたとき、、
コウとその女の子はようやく「ふたり」になることができました。
コウは出会ってから4年経っても、
その女の子が自分にとって100%の女の子でありつづけていることに、
とても幸せな気持ちを抱いていました。

日々が満ちていて、とても楽しく、いつも自然体でいることができました。
そうした毎日を過ごしていてコウはあるときふと気づきました。

自分が夢を失っていることに…。

コウにとってこの世界に生まれた意味でもあり、
生きることと同義でもあった夢は、
その女の子と出会うことで泡となって消えました。

彼が長いあいだ追いかけてきた夢は、もう叶ってしまったのです。
コウはもう何もいらないし、ありったけの感謝をしても足りないくらい、
今の人生に満足してしまっているんです。

でもそんな彼に天はささやきました。

…今のままでいいの?

コウはこの質問の前で考えこんでしまいました。
なぜなら彼は本能的に知っていたからです。

今のままではいられないことを。

時間はいつも止まることなく流れていきます。
私たちの体も一秒ずつどんどん死んでいきます。
どんなに今が素晴らしい状態で、
最高であったとしても止まることはできないのです。
どんなに綺麗な水でも一箇所に長くとどまってしまうと、
しだいに澱んでいき、濁っていき、やがて腐っていきます。

いつも気持ちいい状態でいるためには、
エネルギーが清らかに流れていないといけないのです。

コウは新しい夢を探さなくてはならないと思いました。


<夢ファイルBにつづく>


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【2006/03/25 13:36 】 | 夢ファイル | コメント(1) | トラックバック(0)
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まとめ

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